Pencil ✒︎ Pencil -ADHD修行編-

ADHDについて正直な話 最近落ち着いた

コケた人見て我が身を振り返る

 

 

先週からTOKIO 山口達也さんの強制わいせつ事件が各所で取り上げられております

 

国分太一さんや本人のコメント等から、過度の飲酒が原因、それもお酒の問題で入院まで必要なアルコール依存症に近いレベルにまで陥っていることが想像できるんですけども、僕が芸能関連に疎いせいなのか

 

「あの開墾者魂逞しいあの人が? 涙で稲穂を実らすようなあの男が?」

 

と格別の驚きを持ってこのニュースを受け止めたのは僕だけじゃないはず

 

「離婚の寂しさは言いようのないものなんだよ」

「同情の余地なし」

「まず被害に遭われた女性が先では?」

 

色々な意見で溢れておりますけども

その裏を探りたくなるのはどうしようもない人の性だとまず諦めて、

僕に出来ることってなんだ?

 

そう思ったのです

 

まず強制わいせつについて調べた

 

まず最初にこれでしょう

被害者に与える苦痛だとか、そこに寄り添うのが先ではないか、と(これは被害者女性本人を下賤に探ることではない)

 

男である以上、女の気持ちを理解しきるのは難しいですし、被害に遭われたことがどれくらい心身に負荷をかけるのか

 

残念ですが、今回の件を通して僕はいまいちピンとこなかったのです

 

こう書くとお叱りを受けそうですけども、いやいや、軽く捉えているわけではないのですよ

 

身近な女友達や、一緒に働いている女性達の顔を想像したら、いくら泥酔してたって気持ちの捌け口としてあの人たちを傷つけるのなんて有り得ないし、道行く人たちにも、その人が傷つけられて酷く苦しむ人がいるんだと想像したら、まぁできる行為ではない

 

痴漢、強制わいせつなんて大したことないじゃないか

 

そんなこと微塵にも思えない

 

けど、自分の身に置き換えて、その心情を想像しきることができないのです

せいぜい、ケツを掘られたらヤダな、怖いな、とは想像できるけども、女が持つ価値観みたいなものは男の価値観と非互換だということは語るまでもなく、そこに与える傷を残念ながら頭ではわかるようなわからないような、ぐらいの想像力しか持てないのです

 

だからこそ、今回の件をニュースで見聞きして、これを機会に女性に与える負荷について理解を深めるべきなんじゃないか

 

とりあえず、一角の男としてそう思いました

 

しかし、まぁその重さを語っているページが出てこない出てこない

 

「強制わいせつ」で調べても、法律的な話ばかりでせいぜい「女性に与える精神的、身体的負荷が大きい」くらいの無味無臭な言葉が出るばかりで、工夫して検索しても酷けりゃ性的欲求を焚きつけるサイトがトップに並ぶばかり

 

こんなことを調べていること自体が女性に対する冒涜だ!!みたいなこと言われそうで、こういうデリケートな話は触れたくないんですけども、極めて真面目です

悪しからず

 

ここでですが、これは「強制わいせつ」という言葉がいけないんだと思いました

 

ぶっちゃけ強制わいせつって全くピンとこないです

 

仕方がないので、きっかけとなった事件の実態を表現するのに適切かどうかはわからないけれど、ドスの効いたワード「レイプ PTSD」で検索いたしました

正直キーボードで打ち込みたくもないこんな言葉

 

まずTOPに出て来たのがこの記事

 

www.bbc.com

 

僕自身LADY GAGAさんの曲は高校生の時好きでよく聞いていたので、彼女がかつて被害に遭われたという話は聞いたことがありました

 

その時はそこまでだったのですが、「ああ今も苦しんでいるのか」と

確かに、つい最近全身に痛みが走る「線維筋痛症」で活動を休止したことを小耳に挟みました

明確な原因はわかっていないそうですが、ストレスも一因なのではないかと考えられているそうです

 

ただ、彼女はとても才気あふれる方ですし、音楽で自分の複雑な感情を表現しきる能力を持っていて、とても影響力もあって、そのせいか極端な事例に感じてしまうのは小市民の僕だからでしょうか? ちょっとしっくりこない

何か遠い国の紛争の話を聞いているような遠望感が否めない

ごめん GAGA

 

 次に目に留まったのがこの記事

レイプ被害女性が告白。事件後の身体に起きた異変とは?


www.cosmopolitan.com

 

朝起きたら髪が抜け落ちたという女性

泥酔してタクシーを捕まえたところまでは記憶に残っているが、その後のことはうまく思い出せず、断片的に「暴行を受けたようだ」とわかるのみ

でも脱毛はするので、体は明らかにストレスを受けたことを覚えていて、脱毛が止まらない

 

こんなことがあるのか

 

だんだん気が滅入ってきた・・・

 

検索はここで止めました

ごめんなさい

 

そして、僕が思ったのは「発症する病気の重さ」という尺度でしか、その心的ストレスを推し量ることができないという、なんとも言えない挫折感

 

せめて、真面目に調べようと思った僕の気持ちだけは伝われば幸いです

 

中年の孤独感

さて、話を山口さんに戻します

 

なんだろう、僕は今回の話を聞いて、最も心を抉ったのは「中年の孤独感」なんです

同情じゃないんですよ

 

ただ一点「僕も人ごとじゃないぞ」という逼迫した危機感みたいなものが、残像を残しながら迫ってくるのです

 

この点が迫真的に僕の脳裏に刺さったのです

 

山口さんはちょっと前に離婚をされて、愛犬も亡くして、年取って晩酌に付き合ってくれる人もいない

 

仕事は順調、いや、むしろ多大な重責が積み上がっていくばかり

 

家に帰れば何にも残っちゃいない

 

酒飲んでごまかし、果てに入院

若くない体を病床で嫌でも突きつけられる

退院しても誰も気遣う家族はいない あるのは酒瓶

 

ちょっと背景を調べれば、多くの男性はいくらでもその悲壮感を想像力で推し量れてしまうんじゃないか

 

僕は小学生の頃から「結婚なんてしない」と言い続けて来ました

 

親の喧嘩ばかりしてる、シケた毎日を見て割りに合わないと子供ながらに思ったのです

 

そんなことを父親に生意気に豪語したんです

そしたら父はなんともいないトーンで

 

「俺は結婚して幸せだなって思ってる。 本当にそう思う。 1日仕事して、帰って、なのに声も飯も用意してくれないのは本当に虚しいんだよ」

 

父の結婚は遅かった 

お見合いを経ての44歳での結婚だ

稼ぎも割と良くて、海外旅行も繰り返していたアクティブな若かりし父の写真をよく眺めて「楽しそうじゃないか!」と思ったけれど、そんなのはせいぜい30台までだったんじゃないかと思う

 

20代になった僕も、そんな父の寂しさみたいなもの、大人世界の寒さをふと隙間風が吹きこむように感じる毎日で、今回みたいな事件を聞くと思わず肌をさすってしまう

 

僕は20になってから4回しか酒を飲んだことがないんだけど、そのうちの一回がものすごく悔しくて寂しくて悲しい一杯だったんです

 

ついこのあいだのことなんですけども、生まれて初めてベロンベロンになって、千鳥足でカラオケに一人入り、ジントニック飲んで「虚しい!!! 死にたい!!!」と泣き叫んで以来、すっかり警察24時シリーズを笑えなくなってしまった

 

小学生の自分と今はよく話し合いたい

 

「この道はイバラの道みたいだぞ・・・ それでも進むのかい?」

 

46歳の僕はそんな11歳と23歳の僕になんて投げかけるんだろう?

 

死んでいなければいいのですが・・・

 

清原の薬物乱用もそうだったけれど、中年の孤独感というバケモノにただただ恐れおののくばかりです